不妊症(不育症)でお悩みの方へ
不妊鍼灸をお勧めいたします
ライフ治療院を受診する前に
今までは、避妊をしないで一定期間の性交を継続的に行っているにもかかわらず、2年以上妊娠しないものを不妊と定義していましたが、平成27年日本産科婦人科学会より 一定期間が2年から1年に変わると発表がありました。
「不妊(症)infertility, (sterility) 生殖年齢の男女が妊娠を希望し,ある一定期間,避妊することなく通常の性交を継続的に行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を不妊という。その一定期間については1年というのが一般的である。なお,妊娠のために医学的介入が必要な場合は期間を問わない」
これからは、1年くらい避妊することなく通常の性交を継続的に行っていても妊娠にいたらないものを不妊(症)になるということです。
現在、不妊と言われるとこのような概要が当てはまります。
赤ちゃんが出来なくてお悩みの方は、まず、病院で不妊(症)に対する多くの検査がありますから、当院を受診する前に専門医を受診してご夫婦共に検査を受けて下さい。
過去の例では、生理が規則正しく月1回あり体調も良かった方が 無排卵だったこともあります。このように状態だけでは判断できないこともあります。
ライフ治療院では、病院の検査で異常がないもの(本来持っている臓器の働きや能力が悪いもの)を当院の対象にします。
内臓などの形態上(解剖学上)の問題があるもの、例えば両方の卵管狭窄や閉塞、婦人科の臓器の未発達や奇形、無精子症などは東洋医学では難しいと思います。
35歳以上のご婦人は卵子、子宮、卵巣などの老化も進むために妊娠する確率も低くなります。
このことは、東洋医学、西洋医学とも同じ見解で、なるべく早く不妊治療を開始することが重要となります。
東洋医学では、妊娠するが胎児が発育せず流産や子宮内で胎児の死亡に終わって生児を得ることができない不育症も不妊症の1つと考えています。
当院でも、過去に治療結果の良かった患者さんも何例かありました。
ライフ治療院の治療法
治療対象となる不妊症・不育症
不妊症に対しての当院の考え
東洋医学では、不妊症を含めた婦人科の症状は「血の道」の症と呼び、血液の循環障害、冷え、浮腫みが原因であると言われています。
西洋医学的に診ても特に女性の骨盤内には臓器が窮屈に押し込まれており、血液・リンパなどの循環障害になりやすく婦人科に関連する臓器が本来の正常な働きを維持することが困難になりやすいものです。
当院では東洋医学的な不妊症・不育症に至る原因を下記のように考えています。
あなたは上記原因に当てはまる症状はありましたか?
上記の原因を診察して、あなたに適した鍼灸・整体治療で血液の滞りを改善し、妊娠しやすい身体づくりのお手伝いをしていきます。
治療目的
・基礎体温を上げ、高温期、低温気のメリハリをつけること
・全身の血液循環を改善して冷えない身体をつくり、妊娠しやすい体内環境をつくりだすこと
・長期の不妊治療を継続されている方は、より心理的な負担が大きいものです。
なによりも不安な気持ちを楽にしていただくために、「鍼灸心理師」 でもある院長がカウンセリングを臨床の中で取入れていきます。
通院期間
3ヶ月1クールとして計画をたてます。週1~2回通院してください。
通院時に基礎体温表をご持参ください。
※長年治療院を営んでいますので、定期的にメンテナンス治療を受けられる患者様が多いのも特徴です。 予約がいっぱいでお取りできないこともありますので、予定がわかれば 数回まとめて先のご予約をしていただけるとありがたいです。
漢方薬の併用のすすめ
東洋医学では外からのアプローチは鍼灸整体、内からのアプローチは漢方薬というのが理想です。
自費の鍼灸治療を毎日受けるのは、時間的にも経済的にも無理があります。そのため治療効果を持続させるために漢方薬を利用してください。
治療
●鍼のツボ
●灸のツボ
●使用する温灸
ご家庭で実践してほしいこと
- お腹、腰、足を冷やさない。(入浴は毎日。腹巻、レッグウォーマーの着用、温石の実施)
規則正しい生活。(決まった時間に起床、就寝をすること) - 身体が入浴などで温まった後の性生活は妊娠しやすい状態になります
- 足腰を使うウォーキングやヨガ、ストレッチなどもおすすめします。
- 過剰な発汗は身体を冷やし体力を奪います。過度なサウナ、岩盤浴、よもぎ蒸しetc.は厳禁。
- 過剰な食事制限、ダイエットなどは体調も崩します。
- 満足感をともなう夫婦生活は女性生殖器が妊娠しやすい状態になります。妊娠のためだけの行為はかえって妊娠を遠ざけていることもあります
- 不妊治療中心の生活は、心身の余裕がなくなり体調には悪い影響を及ぼします。
- 趣味、友人・家族と楽しい時間を過ごすなど、気持ちを不妊ということだけに集中させないようにしましょう。
- 専門知識のある医師または薬剤師の先生方が良いと思います。当院からでもご紹介しています。