4月の良導絡中部支部講習会
" 学術活動 "
講師:関西医療大学 遠藤 宏 先生
4月17日(日)毎月定期的に開催される日本良導絡自律神経学会中部支部の講習会が開催されました。
講師はこのブログでも以前ご紹介した「関西医療大学 医学博士 遠藤 宏 先生を」お招きして「内臓体壁反射と良導絡」として御講演をお願いしました。
お話の内容をかいつまんでご報告すると、
鍼灸治療は、皮膚筋肉を刺激することで生体の反射を上手く利用した治療法です。
身体にはいろいろな反射があって、例えば・・・
- 肩こりがあると頭痛がする・・・ 体壁 ⇔ 体壁 反射
- 胃に飲食物が入ると腸が動き出す・・・ 内臓 ⇔ 内臓 反射
- 内臓に異常があると体壁にコリや痛み等がでる・・・ 内臓 ⇔ 体壁 反射
※体壁とは、身体をおおう 皮膚・筋肉のことをいいます。
このように身体には有意義な反射があるのですが、この反射をコントロールしているのが自律神経なのです。
でも、反射を上手く利用するには1つ問題があって、中枢(脳や感情)が不安定だと自律神経反射はスムーズにおこなわれなくなるのです。
これが自律神経失調といわれるものですね。
遠藤先生より 「名古屋では鍼灸カウンセリング協会で心理学を学んではるから、その点はいいですね」(関西弁です)ともおっしゃっていました。
つまり、鍼灸の治療時に治療者と患者様の間に信頼関係を築き、また、心も癒すことができれば 刺激を受け入れる態勢も整い治療効果もアップするということですね。
・・・というような内容を御講演いただいきました。
私としては臨床に直結した内容の講習会でとても勉強になりました。
遠藤先生 御講演後の「味噌かつ」美味しかったですね(笑)
この記事を書いた人
ライフ治療院院長 予約制052-877-5791
国家資格保持者による、はり灸・マッサージ・整体をいたします。
【国家資格】
◎あん摩マッサージ指圧師
◎はり師
◎きゅう師
【認定】
鍼灸心理師 良導絡専門師
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