施術の流れ
診察
①受付にて予診表に記入
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日常の些細な症状もご記入ください。
東洋医学では直接現在の症状と関係ないようなことでも、診察のヒントになることがあります。よろしくご協力ください。
②診療デスクの前で問診
治療室に入っていただき予診表に記入されている事柄を面談しながらもう少し詳しくお聞きします。
③視診・触診・自律神経測定
直接身体に触れて診察していきます。
◆東洋医学では、脈診、腹診、舌診、ツボの反応で心身の状態を診ていきます。
◆当院では、上記診察以外にも自律神経測定器(ノイロメーター)や加速度脈波形(末梢血液循環測定)、筋硬度計により客観的にも現在の状態を把握していきます。
※上記の動画は、良導絡研修会時に測定したものです。
良導絡測定により、あなたの自律神経のバランスを目で確認することができます。
④ご提案
今までの診察を総合して、あなたの体調をお知らせします。
その結果から、症状や体質に合う治療を鍼灸・マッサージ・整体のなかで一番良い方法を組合わせてご提案します。
また漢方薬・西洋薬・病院の検査が必要な場合は、提携している専門医をご紹介いたします。
この時に、「鍼(はり)は苦手で…」「灸は熱くないの?」など、施術法のご希望や症状に対しての質問を遠慮なくお申し出ください。
なるべくご希望などに沿うようにします。
施術
施術ベットに移り施術を開始します。
鍼灸を主体に総合的な施術を行います。
特に初診時には、私も体質・性格を把握しきれません。
まして患者さま側も初めての施術で緊張されています。
ですから、状態を探りながら最低限の刺激で施術していきます。
なぜかというと、精神的な緊張で自律神経や感受性も過敏になりやすく、鍼灸刺激に対して過剰に反応(副作用・好転反応)しやすいからです。
2~3回施術を続けていくと、どんな刺激が適量か、患者様側も鍼灸ってこんな感じか、とリラックスして施術を受けることができます。
遠回りのようですが、その方が長年の経験上、心身に優しくジワジワ楽になって行くものです。
鍼灸施術
①上向でベットに寝ていただきます。
最初は心身の緊張感をやわらげ、本格的な鍼灸治療を受け入れらるよう、腹診、脈診、痛みを確かめながら頭部、腹部手足から鍼灸をおこないます。
②下向きで寝ていただきます。
頭部、首肩部、背中、腰部を鍼灸をおこないます。
以上①②が前処置です。心身の緊張をやわらげ、治癒力を高めるために実施します。
③患部を中心とした施術をおこないます。
痛みやこりを感じている患部に、鍼灸をおこないます。
少し心地の良い刺激感を感じるかもしれません。
ほぐし
鍼灸で刺激された心身を手技療法で落ち着かせていきます。
一般的なマッサージ・指圧との違いは、こりをグイグイ押圧するのではなく、身体を固定せず若干揺らしたり、関節を動かしながら筋肉、関節をゆるめていきます。(オステオパシーや整体の手技を使います)軽いリズミカルな押圧刺激により深部の筋肉、靭帯までゆるめることができます。
(注意)
治療に恐怖感・不安感をお持ちの方などは、上記の順番ではなく 「ほぐし」を最初に実施していきます。「ほぐし」ながらカウンセリング的な対応も同時に併用するためです。
超音波治療
超音波治療は、超音波が生体組織に照射される際に生じる熱で、温熱作用を発生させ、超音波が到達している範囲を立体的に温めることができます。1秒間に100万回(1MHz)/300万回(3MHz)の高速度ミクロマッサージにより、深部に直接刺激を与えることができます。
鍼灸、マッサージ、整体などと併用している鍼灸院は超音波治療を導入しているところは少ないのではないでしょうか。
鍼の怖い方でも大丈夫です。
関節矯正
鍼灸とほぐし、治療音波治療により筋肉が緩んだところで、ソフトに関節を調整していきます。
これは、姿勢を保つ深部の筋肉をゆるめ、関節の動きをスムーズにするために実施します。
調整時に結果として、「ポキッ!」と矯正音がすることがありますがご心配いりません。
施術後の再評価
『 施術前と施術後との違いはどうですか?』
『自律神経のバランスは施術後どのように変化したのか?』
施術後、どれだけ効果があったか再検査します。その結果に基づいて『気をつけなくてはならない注意事項、自宅療法、どのくらい通院しなければならないか?』等をご説明します。
当院では患者さまの同意を得ずに無理な施術法をおこなうことはありません。
施術中も「くどい」くらい声をかけ、必ず確認をしながら施術いたします。
無用なご心配はいりません。
施術や症状のことで解らないことなどありましたら、遠慮なくお申し出ください。