自律神経失調症・慢性前立腺炎・円形脱毛症・慢性上咽頭炎・目の疲れ・首こり・肩こり・腰痛が得意な鍼灸・マッサージ院
名古屋市緑区の鍼灸整体院 - ライフ治療院

めまい の症例

症例1 めまい、胸がざわざわ・ドキドキ感が続く

患者

女性 30代

来院

平成27年3月

症状と来院理由

 

不妊のために専門病院に通院。その時に排卵誘発剤(クロミッド)を2周期服用した。

 

その後、めまい、息苦しさ、体のふるえ、胸のざわざわ・ドキドキ感が気になりだした。

 

今まではこのような症状はなく、病院の主治医に「薬の副作用か?」と質問しても、主治医からは『わからない…』ということであった。

以後、主治医にお願いしてクロミッドは中止してもらった。

 

自覚症状が続いたために不安になり ネットで調べていたら、自律神経失調症というキーワードにたどり着き、同時にライフ治療院の存在も知り得たために来院された。

治療内容と経過

診察時に、脈が速く、腹診では上腹部が硬く弾力がなかった。このことは呼吸も浅く緊張感があることが解る。

手足が冷たい。胃腸も弱いようである。

首肩を診ると肩こりも強く、顎の噛み締めも持続しているようであった。

 

自律神経のバランスを観察することができる良導絡測定により交感神経が興奮気味という測定結果となった。

 

今回の症状は、交感神経の興奮による全身の緊張感が原因だと考え、刺激も穏やかでリラックスできる治療法を選択した。

 

その後、軽い全身マッサージ、鍼は松森式太極治療と手足の井穴刺絡、頭蓋オステオパシーを実施して週1回の通院で2か月で自覚症状は消失した。

同時に治療した症状

首肩こり

使用した主な治療・ツボ

松森式太極治療、井穴刺絡

考察

交感神経の興奮が続いたために発症した症状であった。

 

自覚症状は、頚から肩・背中にかけて、筋肉の緊張が度を超えて硬くなっていたためと考えた。

実際に、その緊張を解くと【胸のざわざわ・ドキドキ】が消失したことからも間違いなかったと思われる。

 

交感神経の興奮が持続すると、心身の力が抜けなくなり、特に上半身の自覚症状になりやすいようである。 

 

専門医療機関の検査を受けて原因がわからない症状は、自律神経の不調に目を向けるべきである。

 

鍼灸などの刺激により交感神経と副交感神経のバランスが整ってくると、自然に自覚症状が治まることを経験している。

 

 

症例2 頭がくらくらする・ふらつく・パニック発作

患者

男性 30代

来院

平成27年8月

症状と来院理由

昨年の夏に仕事場(工場現場)で倒れ、動悸が時々するようになった。

 

それから、徐々に頭がくらくらして、ふらつくようになった。

 

同時に目の焦点が合わなくなり、車の運転中も緊張して不安感が強くなるために、短距離でも休まないと運転できなくなった。

 

病院の各科を受診したが原因がわからず、心療内科よりパニック障害と診断され抗不安薬を処方されている。

 

日頃から顎の噛み癖がある。 他には軽い蓄膿症もある。

 

心療内科に行っても治る様子がないために来院。

治療内容と経過

診察時に得た体の状態は、左右のコメカミ部の筋緊張、目の周りの筋肉の疲労感があった。

 

何回かの治療時に、片目が斜視になっていることを偶然発見した。

特にマッサージでリラックスされた時など斜視が強くなるようである。

 

過去に斜視と気づいたことはないか?とお尋ねすると「気にしたこともない」という回答であった。

目は外界の情報を脳に伝達しているために、症状の原因になっているかもしれないと説明して眼科を受診することをお勧めした。

 

眼科の診察では、重度の斜視で手術が適応とのことであった。

 

手術までは、脳や目を慣らすために、プリズム眼鏡を使用することになった。

 

当院では、手術までの数か月間、継続的に治療をした結果、自覚症状が10分の3になっている。

同時に治療した症状

背中のコリ

使用した主な治療・ツボ

松森式太極治療、天柱、目の周りの刺絡

考察

いろいろな医療機関で検査後、治療の手立てがなく当院に来院された。

そして、偶然にも斜視を発見した。

 

大人の斜視は、仕事など集中すると目がまっすぐになるが、油断をすると目が外を向くことが多いようである。

長時間集中しすぎると視線を合わせるのに疲れを感じ、肩凝りや頭痛の原因になることがある。

 

今回の症例のように 斜視の方が 長時間の一点を見つめる作業、また、長距離を運転すると 目や首肩、顎にも相当なストレスがかかるということが想像できる。

 

当院では専門の医療機関のように最新の検査はできないが、頭の先から足の先まで、また、心理面も診ながら治療の参考している。

 

年間、何例も専門医の見逃しを見つけることがある。

 

そのような場合には、適切に専門医療機関を受診することをお勧めしている。

そして、病院と当院の併用で早期に回復している。

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