医師のご推薦:堀田 修 先生
堀田 修 先生
・NPO法人日本病巣疾患研究会(JFIR)理事長
・医療法人モクシン 堀田 修クリニック(HOC)
・日本腎臓学会学術評議員
1988年IgA腎症の根治治療として扁摘パルス療法を考案。
2001年、2002年扁摘パルスにより、早期の段階に治療介入を行えばIgA腎症が治りうる疾患であることを米国医学雑誌(AJKD)に報告。 その後は同治療の普及活動と臨床データの集積を続ける。
松森氏は「木を見て森も見る医療」の担い手だと感じています。
JFIRの会員は医師と歯科医師が主体ですが、この研究会には松森氏をはじめとする高い見識をもった鍼灸師も参加しています。なぜ鍼灸師の参画がJFIRに必要なのでしょうか?
近年の医学の進歩により、これまでの臓器別医療の限界を打破する可能性を秘めた「神経と免疫系」、「神経とエネルギー産生系」など神経が全身の重要な機能に関わる役割が注目されています。
一方、鍼灸治療の基礎になっている重要な概念の一つに経絡があります。経絡とはエネルギーの通り道ですが、現段階では想像上の経路であり実在は証明されていません。しかし、東洋医学のみならず西洋医学の知識にも精通した見識の高い
鍼灸師の視点の中にこれからの医学のブレイクスルーに繋がるヒントが潜んでいると私は感じています。
鼻の奥に位置する上咽頭にうっ血を伴う慢性の炎症(慢性上咽頭炎)があると、自律神経障害や様々な慢性免疫病が生じ、治療時に出血を伴いますが薬液を用いた上咽頭擦過治療で症状が改善することが臨床的に経験されています。
これまで医学界であまり注目されることがなかった、この慢性上咽頭炎の研究は「木を見て森も見る医療」を掲げるJFIRにとって重要なテーマですが、驚くべきことに鍼灸の世界では鼻孔から長い中国針を上咽頭に穿刺して瀉血する治療法が昔から存在することを私は4年前に松森氏から教わりました。
それ以来、松森氏との意見交換を折に触れて継続しています。
松森氏の世界には「森を見る医療」のヒントが潜んでいる―私はそのように感じています。
氏の世界を注視する一人として今後のさらなる活躍を期待しています。
院長談
堀田修先生とは、鍼灸やマッサージ・整体、民間療法 また 瘀血に対して意見交換をさせていただいております。