テニス肘
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テニス肘と鍼灸
テニス肘は名前から想像するとスポーツ障害のイメージがありますが、それは属名で正式名は上腕骨外上顆炎といいます。
手首の使い過ぎで発症する肘近くの腱鞘炎なので、主婦の方でも痛めることもあります。
ちょっとした手首の動きでも痛みが生じますので 日常生活でも大変な思いをされています。
症例
昨日、テニス肘の50代男性患者さんが来院されました。
職業はタクシーの運転手さんで 当院の患者さんが利用された時に「ライフさんの評判を聞いたから…」とのこと。
主訴は、肘の痛みとだるさでしたが、数ヶ月前に舌癌の手術を受け、舌を3分の1切除されたそうで嚥下や発音が正しくできない構音などの機能障害も少しありました。
術後は15㌔程痩せられたそうです。
私も、よくこのような状態で仕事ができるなぁと思いました。
筋肉も体力も相当低下しているようで、今回は1寸の0番鍼で治療しました。(軽い刺激です)
それと癌特有の悪液質(体力低下)でしたので全身のリラックス効果をねらって温和な 【竹の輪灸】 を施しました。
竹筒の中にモグサを燃やして皮膚をトントンとタッピングしたり、転がしたりと、大変気持ちの良い治療法です。
(モグサは、灸頭鍼用か上質の温灸用モグサがよいですね。竹は、長さ:3~5㎝、外径:2.5~4.5㎝くらい、近くの竹専門店で分けてもらっています。)
前頚部が手術痕で固かったので特に首肩を丁寧に温めてあげました。
帰られる頃には、「肘の痛みも軽くなり、身体がすっきりしました」 とのことでした。
この記事を書いた人
ライフ治療院院長 予約制052-877-5791
国家資格保持者による、はり灸・マッサージ・整体をいたします。
【国家資格】
◎あん摩マッサージ指圧師
◎はり師
◎きゅう師
【認定】
鍼灸心理師 良導絡専門師
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