VDT症候群について“ツボ”の監修をしました!
VDT作業休止時間に行うストレッチの現代医学的解釈 を監修しました
“ジャックソフト合同会社”様より 中央労働災害防止協会出版書、 「VDT作業の労働衛生実務」内紹介のツボに関するストレッチについて現代医学的な解釈」を監修してほしいと ご依頼がありました。
“VDT作業休止時間に行うストレッチの現代医学的解釈”
VDT症候群とは、Visual Display Terminal 略してVDT、表示画面を持った端末の事を指し、パソコンモニターや携帯電話などが当てはまります。
そのVDT機器を長時間使用する事で 体や心に影響が出る、これを総称してVDT症候群(テクノストレス眼症)といいます。
みなさんは、職場、ご家庭でパソコンのモニターを近くで見ながらの作業が多いと思います。
パソコン作業中はいわば戦闘状態なので、脳は集中モードになり“交感神経”が優位になります。
また、近距離でモニターを見るという作業は、眼の調節機能は、“副交感神経”が主体となります。
自律神経の働きからいうと、交感神経と副交感神経はどちらか一方が活発なときは もう一方が休息というように、同時に機能することはありません。
しかし、パソコン作業というのは両方の神経が活発に働いてしまう状態ですから、自律神経コントロールする脳はパニック状態に陥ります。
このアンバランスが、自律神経を乱して、下記のような自覚症状で苦しむことにもなります。
つまり、脳の疲れ → 自律神経失調症となるわけです。
【VDT症候群の症状を、目・身体・精神の3つの面にわけて記載します】
『眼科症状』
目の乾きや痛み、眼精疲労、充血間、視界がぼやける、視力低下、調節緊張、涙液の減少、結膜炎、角膜炎、屈折異常の進行 など
『身体症状』
頚椎椎間板ヘルニア、腱鞘炎、腱周囲炎、手根管症候群、顆炎、肩腱板症候群、肘部管症候群、上腕骨外側上、胸郭出口症候群 など
『精神症状』
頭痛、食欲不振、過食、イライラ感、めまい、抑うつ症状、睡眠障害、無気力、生理不順 など
“VDT作業休止時間に行うストレッチの現代医学的解釈”
VDT症候群の症状緩和のために中央労働災害防止協会が ツボを規定しています。
規定されているツボを東洋医学の考え方で解説をしているHPはありますが、現代医学的(解剖・生理学)な解釈でツボを説明しているHPは見当たらないので、ぜひ監修をしてほしいと 健康と教育に特化して活動している“ジャックソフト合同会社”様から御依頼がありました。
科学(西洋医学)主流の現代では、東洋医学の言葉…
例えば、“気”とか“経絡”など 目で見えないものに対して いまいち理解しにくいことが多いと思います。
鍼灸師が 「あなたは、肝が弱っていますね…」と、東洋医学の知識がない患者様に説明しても…
「えっ!肝臓が悪いの?… じゃ~、病院行かなきゃ!」 ということになってしまいます。
東洋医学では、“肝”というと、 “目の働きや血液、精神的ないらだち(怒り)、筋肉(すじ)etc. ”のカテゴリーを総称したもので、診察は “五行の色体表”に基づいて身体と心を診ていきます。
どうですか? みなさんのイメージしていた“肝臓”とだいぶ意味が違いますよね。
このように 同じ用語でも現代の医学用語と意味が違うために 誤解を生むことにもなります。
ですから、「ツボもなんだか神秘的で 本当に効くのかわからない?」
「東洋医学なんて、非科学的で信じない!」という究極な意見もでてきてしまいます。
(私から言わせると、東洋医学の考え方を 西洋医学の尺度で診ることに無理があるのですが…..)
そこで、そのような理論派、裏付けがないと信用できない方のために、現代医学的な解剖・生理学的に解釈した ツボを監修してみました。
“VDT作業休止時間に行うストレッチの現代医学的解釈” を見て下さいね。
きっと、なぜそこのツボを刺激するのか…納得していただけると思います。
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◎あん摩マッサージ指圧師
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◎きゅう師
【認定】
鍼灸心理師 良導絡専門師